感謝すること

もし、あなたが今、むしゃくしゃしているなら

もし、あなたが今、落ち込んでいるなら

もし、あなたが今、最高にハッピーならなおさら

「感謝」をしてください。

 

何に対してか、だれに対してかは、

わたしにはわかりませんが、

できるなら、

何に対しても。

誰に対しても。

 

物事がうまくいかないとき、

わたしはいつも思い出すようにしています。

「感謝の心を忘れてないか」と。

 

傲慢になっているから、誰かのせいにする。

自己保身ばかり考えているから、前に進めない。

損得を気にしているから、信頼を失う。

欲張りをするから、満たされない。

こういうことって、人生の中で何度となく経験するものです。

それが悪いとは言いません。

いろいろあるわよね、人生だもの。

でもそんなときはたいてい、感謝を忘れているものです。

 

人はひとりでは生きてはいけません。

必ず誰かに助けてもらっているし、

支えてもらっているし、

信じて頼ってもらえることだって、

あなたの生きる力になっているの。

そのことを忘れて感謝しないでいると、

あなたはひとりぼっちになってしまうし、

何事もうまくいかなくなってしまいます。

だから忘れてはいけないの。

 

命にも感謝してね。

あなたが今生きていることは決して当たり前ではないから。

わたしは感謝しているわ。

あなたが生まれてきてくれたことに。

あなたが生まれて、夫婦から家族になれたことに。

これをあなたが読むころはきっと、

「いってきます」と言って学校へ行き、

「ただいま」と無事に帰ってきてくれたことに感謝しているわね。

一緒に食卓を囲めることにも。

あなたの成長を毎日見ることができることにも。

 

わたしたち、ときにはケンカをするかもしれないわね。

そうそう、今日は保育園に送っていったら、

あたなはわたしにしがみついて、

わたしの肩をかみました。

「痛いよ。なんでそんなことをするの?」

と言ったら、目に涙を溜めてついには泣き始めました。

悪いことをしたこと、

あなたはちゃんとわかっていたのでしょうね。

だから泣いちゃったのよね。

近いうちに「ごめんなさい」を教えようと思います。

ごめんなさいも、きっと感謝の一部だと思うのよ。

謝罪の謝と、感謝の謝は、同じだものね。

ケンカできる人がそばにいることに、わたしも感謝するわね。

ケンカはひとりではできないから。

 

ねぇ、ありがとう。

わたし今幸せです。 

 

 

 

 

 

 

夢を持つこと

今日は2015年の7月27日。

あなたが生まれる前に書き上げようと思っていたのに、

気づけばあなたは1才2カ月になりました。

なんということでしょう。

筆不精を許してください。

わたしの話もあと少しですので、

とにかく書き上げたいと思います。

 

さて、あなたに伝えたい3つのことのうち、

1つ目は「食べること」でしたね。

2つ目は「夢を持つこと」です。

なぜ夢を持つことが大切なのか。

それは生きる力だからです。

(そうわたしは思っています)

 

ここで吉田松陰という人の名言を紹介します。

 

“夢なき者に理想なし

 理想なき者に計画なし

 計画なきものに実行なし

 実行なきものに成功なし

 ゆえに、夢なき者に成功なし”

 

立派な人にならなくてもいい。

お金持ちになる必要だってない。

ただ、夢を持ってその夢に向かって挑戦し続けてほしい。

ときには失敗し、挫折し、悔しい想いをすることもあるでしょう。

でもそれでいいんです。

そのすべてがあなたの力になります。

あなたを大きくします。

 

夢のない人は、挑戦をしないので失敗も挫折もしません。

だけど、そのせいで空っぽな人生を送ることになります。

空っぽは、むなしい。

空っぽは、さみしい。

 

 

わたしの夢は中学生のころから編集者になることでした。

なぜそれになりたいと思ったのかは、

実はさだかではなく、最初はただの憧れだったかもしれません。

でもそれだけを追いかけて、高校、専門学校を経て、

編集者見習いになり、そして編集者になりました。

夢を叶えるために努力した日々は、

わたしの自信と誇りです。

そして、その間に出会い、

同じ夢に向かって切磋琢磨した仲間はわたしの宝です。

 

今も新たな夢に向かって日々努力しているんですよ。

夢はいくつあったっていい。

何歳になっても持つべきだと思います。

夢は生きる力になるから。

 

あなたの夢はなんですか?

少しだけ真剣に、考えてみてくださいね。

 

食べること

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「食べること」は「生きること」です。

 

あなたが食べたものは、血となり肉となり骨となり体をつくります。

健康な魂は、健康な体にしか宿りません。

あなたが「よく生きる」ために、わたしは毎日ごはんを作るのです。

 

さいわい、仕事柄わたしは栄養や健康に詳しいほうで、

あなたに出す食事は3食通してバランスがいいように作る努力をしています。

(だから好き嫌いせず食べてくださいね)

 

ところが、世界には3食食べられない人たちが大勢います。

1日1個の芋を、兄弟と分け合って食べる子どもたちがいます。

それすらも食べられず、栄養失調で死んでしまう子どもたちがいます。

もし、あなたが好き嫌いをしてお皿に何かを残したならば、

それを喉から手が出るほどに食べたいと願う人がいるのです。

それを知ったとき、あなたは何を思いますか。

よくよく考えてみてください。

 

また、わたしたちが口にするものの多くは「生き物」です。

野菜も魚もお肉も、もともとは生きていた物です。

食べるということ、生きるということは、

ほかの何かの「命」をいただくということです。

食事の前に手を合わせ「いただきます」と言うのは、

命をいただくという意味なのです。

家族と食事をするとき、

友達と食事をするとき、

ひとりで食事をするときにも、

どうか手を合わせて「いただきます」と言ってね。

勝手に生きているのではなく、

「多くの命に生かされている」ことをどうか忘れないでください。

 

わたしは食べることが好きです。

お父さんとあなたと囲む食卓に、わたしは幸せを感じていることでしょう。

食べることは生きることですが、

どんなにおいしい物でも、ひとりで食べたのでは幸せは半減してしまいます。

みんなで食べる喜びを、その幸せを、あなたも感じていてくれたら嬉しいです。

 

食べることは、生きること。

生かされているということ。

幸せということ。

 

あなたに伝えたいことの1つ目でした。

 

 

臨月です

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あなたがわたしのお腹にやってきて、7ヶ月が経ちました。

いよいよ臨月。

あと数週間であなたに会うことができます。

 

今日はあなたが生まれてきてから着るための服を洗いました。

洗ったのは、まあ、洗濯機なのですが、

あんなに丁寧に服を干したのも、そしてたたんだのも、初めてだと思います。

あなたが病院から家にやってくる日に着る服は、とくに丁寧にたたみました。

真っ白なパイル地の天使の羽が描かれたベビードレス。

そう、君は天使だ!

わたしにとっての。

きっとお父さんや、おじいちゃん、おばあちゃんにとっても。

 

1カ月検診にはこの服を、

お盆に実家に帰るときにはこの服を、

そんなことを考えていたら、とても穏やかな気持ちになりました。

実は最近、心の調子がよくなくて少し荒れていたのです。

でも、生まれたてのまっさらなあなたが着る服を見ていたら、

心の方も白くなってきたみたい。不思議ね。

 

実は、あなたとわたしが会話ができるようになったら、

「これだけは伝えたい」と思っていることが3つあります。

1つ目は、食べること。

2つ目は、夢を持つこと。

3つ目は、感謝をすること。

どれもわたしが大切だと思い、常日頃から大切にしていることです。

あなたが生まれて来る前に、順番に書いていこうと思います。

 

 

 

春です!

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春です! 春がやってきました!

桜も満開となり、暖かい日が続いています。

 

妊娠も9ヶ月に入り、

いよいよ来月あなたに会えると思うとわくわくしてきます。

思い返してみると、なんだかあっという間の妊婦生活でした。

大きく体調をくずすこともなく、元気に過ごすことができたのは、

あなたがいい子だったからかもしれません。

(今もあなたはいい子ですか?)

 

そうそう。先日産婦人科でお父さんが沐浴の仕方を習いました。

沐浴は、赤ちゃんのお風呂のことです。

少し照れくさそうに、けれどなかなか器用な手つきで

練習用の人形を洗っていました。

お父さんはわたしより手先が器用なので、

もしかするとあなたもお父さんとお風呂に入る方が好きになるかもしれません。

でもあなたは男の子だから、それもいいのでしょう。

男同士の裸の付き合い、大いに楽しんでください。

 

 

宝もの

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3月になりました。

暖かい日もあれば、まだ雪が降るような寒い日もあり、

春本番はもう少し先のようです。

 

それでも天気のいい日には大きくなったお腹を抱え外に出ます。

柔らかい日差しの心地よさを、あなたは感じてくれたでしょうか。

 

あなたがお腹の中にいられるのはあと2ヶ月。

妊娠中、わたしは今まで感じたことのない幸福感で満たされていました。

美味しいものをたくさん食べたときとも違う、

大好きなお風呂に心ゆくまで浸かっているときとも違う、

誰かを愛したり、愛されたりするときとも違う、

この幸福感は一体なんなのでしょう。

 

ふと浮かんだのは「宝もの」という言葉。

わたしは毎日、あなたという宝ものを抱いていました。

日に日に大きくなってゆくお腹をなでながら、

わたしは宝ものを手に入れた幸福感で満たされていたのです。

そしてこの幸福感は、女性しか味わえないのだと思いました。

残念なお父さん。

あなたが生まれたら、少しくらいは同じ幸福感を味わえるかしらね。